題名:『聞こえるか、聞こえるだろう、新たな…らじ☆わし』
5月1日、曇り時々晴れ。
台風のような風が吹き荒れるあいにくの天気でしたが、鷲宮神社の駐車場にはたくさんの
巡礼者達が、ラジオを聴きに集まっていました。
私がラジオ鷲宮復活の報を聞いたのは、4月の終わり頃でした。
それを受けて、4月30日のみの筈だった巡礼プランを変更、
当日は11時頃から、痛絵馬を描きがてら駐車場で待機していました。
木の葉や土埃が竜巻のように舞い上がる中、商工会の方が茶屋にコードを運び入れたり
巡礼の常連者達が続々と集まってくるのを見て、ああ、本当にやるんだなと、
学園祭前日の高校生のようにわくわくしていました。
そして、手元の時計で15時12分。
今か今かと待ちわびていた私達の所に、可愛らしいパーソナリティの声が響きました。
記念すべきラジオの第一声は、残念ながら全く覚えていません。
ペンとルーズリーフを構えて、準備万端、手ぐすね引いて『その時』を待っていた筈なの
ですが、放送が始まった瞬間、感極まってメモを取るどころではありませんでした。
ニコニコ動画でいう所の『コメント弾幕』のような何かが脳内から抜けたのは、
「かえでのっ、鷲宮らら☆ばい!」の辺りからでした。
有名なコスプレイヤーさんが、こなた&かがみのコスプレ姿で繰り広げたラジオですが、
その内容はローカルラジオならではの、超超地域密着ネタでした。
CMではのんき家さんやビーチマリンなど、鷲宮ではお馴染みのお店が続々。
コパンのチョココロネのネタを皮切りにおやつ談義に花が咲き、
ゲストに呼ばれた『リーダー』こと島田菓子舗の旦那には
「次は(ガンプラ)自分で組み立てて♪」「ドズル中将のコスプレ写真をラジオのHPに!」等
鬼畜な要求(笑)がビシバシ降り注ぐ――。
巡礼者と鷲宮住民にしか通じないのでは、と思うようなトークでいっぱいの、
ぐだぐだといえばぐだぐだの60分。ですがそれゆえにこそ面白くて親近感が沸きました。
ラジオ鷲宮は全国放送どころか、茶屋周囲100mしか飛ばないミニラジオです。
ですが私は、アスファルトが煮えるような夏も、木枯らし吹き抜ける冬も、
ラジオがある日は全力で神社前に顔を出してきました。
茶屋前のテントで、出張してきたちゅーりっぷはっとのラテを飲みながら、
居合わせた仲魔達と駄弁りながらラジオを聞く、
それが私の……いや、巡礼者達の堪らない楽しみでした。
今回、ひさかたぶりのラジオが流れた瞬間、
私は一緒に聞いていた仲間達と心の中で歓声を上げていました。
巡礼者達の一斉の笑顔は、きっと聖地の週末を彩るラジオへの期待と歓迎の高さです。
帰ってきたラジオ鷲宮。
暫く休止していた楽しみが、クオリティも放送回数も、大幅にパワーアップして再始動。
来週も、死なない限り聞きに行くつもりです。
しほぐるむぁ
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